19歳の遺書

中学生の君へ

なぜ勉強しないといけないのか

 

なせ勉強しないといけないのか、結論から言うと、私は勉強するのは自分の能力を証明するためだと思います。

 

勉強には社会で必要とされる能力が詰まっています。例えば国語ができる人は読解力や文章力がある、数学ができる人は論理的思考力がある、英語ができる人は暗記力と継続力があると判断できます。つまり、勉強ができる人はビジネスの世界でも優秀である可能性が高いということです。そのため、企業は採用活動の際には学歴フィルターを設けたりSPIの試験を課すことで勉強ができない人間を弾きます。勿論、勉強ができなくても仕事はできるという人もいるかもしれません。しかし、エントリーシートを送ってきた全員をいちいち選考していては採用コストがかかります。企業が学力で足切りするのにはこういった理由があります。社会に自分を認めてもらう手段の一つが勉強なのです。

 

上記のような理由で勉強するのは本来望ましくないのかもしれません。しかし、底辺家庭で育った子どもに本質的な学びの意義を説いてもいまいちピンとこないのではないかと思います。打算的な理由でもいいのでまずは勉強をすることに意味があることを理解してもらうのが重要だと思います。本質的な学びの意義については瀧本哲史先生が「ミライの授業」の中で著しておられるのでそちらを読んでいただければと思います。

 

高学歴の世界で育ってきた人は「勉強が大事とか当たり前じゃん」と思うかもしれません。しかし、低学歴の世界で生きている子どもの多くは勉強の意味を知らないのが現実です。もう少し学校教育で勉強の意味について考えさせるべきではないかと思います。