19歳の遺書

中学生の君へ

自己紹介

私は地方の過疎地域に生まれました。町には大卒の人間など殆どおらず、多くの人間には大学に行くという発想自体がなかったように思います。

私の家は母子家庭で貧しく母親の口癖は「お金が無い」でした。

そのような環境で大学進学など考えもしなかった私は職業科高校へと進学。高校卒業後は地元企業に就職しようと考えていました。

 

高校に入学した私は希望の企業に行くためにひたすら評定を上げました。私の高校は偏差値が50程度で、少し努力すれば簡単にテストで点が取れます。私はそこまで努力したつもりはありませんでしたが成績は常に学年トップクラスでした。資格もそこそこの難易度のものを取れました。中学時代は全く勉強しなかった私ですが段々と勉強することが楽しくなってきました。その頃から漠然と「大学に行きたいなぁ」と思い始めました。

 

転機となったのが2年生の夏休みの三者懇談です。担任の先生から地元の国公立大学の推薦入試を受けることを勧められました。経済的に大学進学が厳しいことを伝えると、実家から通学できる地元の国公立大学なら貧しい家庭でも学費の減免制度を使い奨学金を借りれば進学できることを教えていただきました。先生にはとても感謝しています。私は受験することを決めました。

 

そして私は無事合格することができました。

 

その後高校を卒業し、少なくない数の友人が地元を離れていきました。実は私も地元を離れたいという思いはありました。しかし、県外に出て一人暮らしをするのは弟や妹に経済的に苦しい思いをさせることになります。親からは学費を出すことも仕送りもできないときっぱり言われていました。ですので今のところ就活の際に上京しようかと考えています。しかし、地方のレベルの高くない国公立大学の人間が東京で就活をするのは非常に厳しく、交通費もかなりかかるため非常に憂鬱です。

 

もっと早く学問に興味を持って、大学進学を決めて、一生懸命勉強していれば都会の夜間大学や奨学生試験を受けるという手もあったのに...

後悔しても手遅れでした

 

このブログはあとからくる底辺家庭で育った学生に私のように後悔してほしくないと思い立ち上げました。私が中高生の時に知りたかったと思う情報を書いていきたいと思います。少しでも皆様の人生のお役に立てれば幸いです。